時間そのものが朽ち果てた機械に閉じ込められているような、不気味で美しい静寂を感じさせます。中央の人物は遠くにいて、まるで時の遺跡を見上げる旅人のようです。まばらな灯りと曇天のコントラストが、記憶の遠景を照らしています。

1. 時の遺骸を見上げて
2. その鼓動はもう聴こえない
3. 記憶は円を描きながら錆びていく
4. 夜にほどけた秒針
5. だれかが忘れたままの時間