宵の入り口でほのかに灯る街灯と、ふわりと浮かぶ不思議な面たちが、どこか遠い星の祭りのような幻想を感じさせます。表情がどれも語りかけるようで、静かな物語が始まりそうです。

ひとつ、ふたつ、ことばにならない気持ちが空にとけていく。
街のすみにぶらさがったかおたちは、きょうも誰かを待っている。