深い朱色の空の下、静かにたたずむふたりのねこ。少しシュールで詩的な、不思議な余韻が残るイラストですね。さくらの花びらのような白い模様が、時間の止まったような空気を優しくゆらしています。

夕暮れがすべてを染めていくころ、ふたりのねこが立ちどまる。言葉はなくても、なにかが伝わるような、そんな時間。風にまぎれて、とおい汽笛がきこえた。